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高山茶の登場と、現代の台湾茶

1945年、第二次世界大戦が終わり、台湾は日本の統治から離れました。
そして、茶業の復興を重要事項の1つに掲げ、約10年の歳月をかけて茶葉の生産能力を回復させたのです。

紅茶の輸出についで、緑茶の輸出も再開され、この後1980年代までの期間、台湾茶は輸出の最盛期を迎えました。

その一方で、1980年代に登場し、またたく間に台湾茶の主流となったのが高山茶です。

高山の多い台湾において、標高1000m以上の産地で作られる台湾茶は、まさに国を象徴するお茶でもありました。
高い製茶技術に加え、産地開発も盛んに行われ、烏龍茶本来の香りを残しつつも新鮮な緑茶に近い味覚が人気を呼び、
台湾全土に高山茶ブームが到来したのです。

これに先だって、1975年から国の管理下で茶葉の残留農薬検査が実施されており、
違反をすると厳しい処分が下されるようになりました。

害虫駆除も、農薬を極力使わないように指導されており、減農薬栽培や有機栽培なども行う茶農も増え、
安全で高品質なお茶を産出する努力がされています。

1980年以降は、経済発展による生活水準の上昇などにより、お茶の輸出がだんだんと減少していき、
1990年には、総生産の75%が台湾内で消費されるようになりました。

現在の台湾では、生活水準の向上や健康志向などにより、茶葉への関心が高まってきています。
工夫茶と呼ばれる作法により高級茶を楽しむ習慣が広がっており、よりおいしく、より高級な茶葉が求められているため、
茶葉のレベルを上げるための産地や製法の研究も重ねられています。